卵殻膜とは
卵の殻の内側にある、厚さわずか0.07mm薄い膜のことです。
卵の中のひなを、微生物や病原菌などの外敵から守り、成長を促し、誕生まで導く役割があります。
Ⅲ型コラーゲンの増加を促進してみずみずしく、柔軟な肌に
人の肌の70%はⅠ型コラーゲンとⅢ型コラーゲンでできています。
Ⅲ型コラーゲンは赤ちゃんの肌に多く含まれている成分です。
Ⅲ型コラーゲンは柔らかでみずみずしい肌には欠かせない成分で、
Ⅲ型コラーゲンを多く含んだ肌は、再生力が強いので、日焼けをしてもシミやしわになりにくいです。
年を取るにつれ、柔らかい肌をつくりだしてくれるⅢ型コラーゲンは減少し、
そのかわりにⅠ型コラーゲンが増え、肌は強くなりますが、硬くなってしまいます。
卵殻膜には、Ⅲ型コラーゲンや、エラスチン、ヒアルロン酸など、
美肌に有効な成分を作りだしてくれる
「線維芽細胞(せんいがさいぼうう)」を増やす働きがあります。
つまり、卵殻膜はⅢ型コラーゲンの増加を促進して、
赤ちゃんのようにプルプル・もちもちの柔らかい肌に導いてくれるのです。
卵殻膜の効果
この他にも、卵殻膜には美容・健康にうれしい効果がたくさんあります。
線維芽細胞を増やして若々しい肌に
線維芽細胞は、肌のハリを保つⅢ型コラーゲンやエラスチン、潤いを守るヒアルロン酸、などの
若々しい肌に欠かせない必要な成分をつくりだします。
シスチンを増やして美白効果
美白効果や、代謝を活発にし、傷の治癒力を高めてくれる
「シスチン」というアミノ酸を人の肌の5倍以上も含んでいます。
シスチンは毛髪の元気にしたり、
活性酸素などの体の毒素を排出して、身体を保護するなどの効果も期待できます。
ミトコンドリアを活性化させアンチエイジング効果UP!
ミトコンドリアには細胞を活性化させる効果があり、美肌成分を増やす「線維芽細胞」の活動を活発にして、アンチエイジング効果もアップさせる事ができます。
また、ミトコンドリアは酸素を利用して、
糖と脂肪を分解してくれるのでダイエットにも効果があります。
血液や肺の弾性を高めて血行促進&細胞活性化!
毛細血管まで、血管全体を柔らかくして、血流をよくします。
さらに、血液の酸素を増やしてくれる働きがあり、
肌の血色をよくして透明感のある肌へ導いてくれます。
肺の弾性が高まる事で、酸素の吸収率をよくして、細胞を活性化させることができます。
卵殻膜で日焼けのアフターケア
卵殻膜は、傷口に直接貼る事で、皮膚の再生機能を高め、傷の治りを早める効果があります。
プロレスラーの力道山さんは、試合で怪我をした患部に卵殻膜を貼って治していたそうです。
怪我をした皮膚を縫うと、皮膚が固くなり、また同じ所が割けやすくなるそうですが、卵殻膜を貼ると、傷の治りが早く、皮膚も柔らかくなって、割けにくくなるとの事。
卵殻膜を貼る事で、傷を早く直せて、怪我もしにくくなる、
力道山さんはこの治療法を関取時代の親方に教えて貰ったそうです。
卵殻膜は、健康な肌に貼っても効果はありませんが、
日焼けをした肌に貼る事で、肌の炎症を早く改善させる事ができます。
卵殻膜で日焼けのアフターケアのやり方
- ゆで卵を作って、なるべく早く卵から卵殻膜を剥がす
- 卵の本体側を日焼けした患部に貼り付ける
- 表面がパリパリとか湧いてきたら肌から丁寧にはがす
- 卵殻膜の日焼けケア完了です!剥がした後は洗い流してOK!
卵殻膜の美容作用を体内に取り込む方法
卵殻膜をそのまま食べても、消化される事はありません。
身体に良いどころが、逆に消化不良を起こしてしまいます。
卵殻膜にはとても魅力的な美容作用が沢山ありますが、
それを直接体内に取り込むのは、難しいので、
専用のサプリやドリンクを使用するのがおすすめです。
卵殻膜は、熱に強く、水や油に溶けない性質があり、
加工するにはとても扱いづらい素材で、商品化される事はありませんでした。
しかし、1995年にキューピーが、卵殻膜の構造はそのままで、
水に溶ける状態に加工した「加水分解卵殻膜」を発明しました。
これによって、卵殻膜の商品化への研究が進み、2001年には卵殻膜の微粉末化に成功。
そして現在、卵殻膜の化粧品やサプリメント、ドリンクなどの製品が発売され、
卵殻膜の美容作用を気軽に取り入れれるようになりました。
卵殻膜エキスが配合されている化粧品・サプリ・ドリンク
アルマード ラ ディーナ スキンローション
メーカー:アルマード ラ ディーナ
卵殻膜コクのある、トロっとしたテクスチャーの化粧水で、もちもち・潤いのある肌になります。やさしい香りに包まれて、スキンケアタイムが癒やしの一時に♪乾燥しがちな冬の季節におすすめです。